浅生先生はもう恋をしないそうなので、私は今日も好きを伝える。
うっ、
その意地悪な笑顔に、私の心は反応せざるを得なかった。
その笑顔ずるい。
だけど…
「…すみません。」
私は全てを飲み込んで、ただそれだけ返した。
浅生先生は、私とあんなことがあったのに、もう何もなかったみたいな風に接してきて
大人だからなのかな。
先生は動揺も気まずさも感じていなさそうで
それなのに私ばっかりがずっと気にしていて
すごくむかつく。
先生なんて、大っ嫌い。
私は苦し紛れにそう心の中で叫んだ。
それなのに、先生に叩かれた頭は、じんじんと熱を増していった。