想いはきっと痛くない
「お母さん、学校に連絡入れたかなぁ」
「流石にしてんじゃない?」
「そうだね」
そう言いながらスマホを開くと、お母さんからちゃんと返信が入っていた。
【わかった。学校には連絡入れておくね。学校着いたら返信ください】
細かいとこまでは流石に連絡来ないけど、家では聞かれるかなぁ。
お父さんとお母さんがどこまで聞かれるのか、未だによくわかってないんだよね。
っていうか、今回お父さんに連絡行ったのかなぁ。
スマホを仕舞おうとしたところで、画面に滴が落ちてきた。
「あれ? 雨?」
「え? わ、ほんとだ」
上を向くとパラパラとより雨足が強くなった。
このままだと二人ともびしょ濡れになっちゃう。
「藤堂くん傘は?」
「持ってない」
「私、たぶん折り畳みが……あった!」
常備しておいてよかったぁ。
まぁ、折り畳み傘だから大きくはないけど、濡れるよりマシだよね。
「はい」
「え? いいよ。二人だと濡れるよ?」
「でも、風邪ひかれてもやだし」
「別に遅刻してたら、俺たまにあるし」
たまにあるってなに?っていうか、たまにあるなら折り畳みぐらい持ち運べばいいのに。
少しむっとして傘を突き出す。
残念ながら藤堂くんは背が高いので私の手だとそんな簡単に中に入れられない。
「はぁー、出た強引梓月」
「もうそんなのどうでもいいもんね。早く入ってよ。濡れちゃうよ」
「……はいはい」
少し面倒くさそうに入ってきて、傘を持ってくれた。
優しい、のは優しいんだけどね。
「ありがとう。でも最初から入ればいいのに」
「どっか寄って雨宿りでもいいけど、流石にこの時間に制服はなー」
絶対わかってて無視してる。
まぁ、入ってくれたしいっか。
雨はそこまで好きでもないけど、濡れるし……たまに頭痛くなるし。
でも、今日は少しだけ許せるかなぁ。
「……」
「ん? なに?」
「いや、別に?」
ふと、改めてみるとかっこいいな、なんて……そんなこと思ってしまった。
もう少しだけ、このままでもいいかも、なんて。
たぶん、学校行ってからも少しは一緒にいれるのにね。
今日は、色々少し変かも。
「流石にしてんじゃない?」
「そうだね」
そう言いながらスマホを開くと、お母さんからちゃんと返信が入っていた。
【わかった。学校には連絡入れておくね。学校着いたら返信ください】
細かいとこまでは流石に連絡来ないけど、家では聞かれるかなぁ。
お父さんとお母さんがどこまで聞かれるのか、未だによくわかってないんだよね。
っていうか、今回お父さんに連絡行ったのかなぁ。
スマホを仕舞おうとしたところで、画面に滴が落ちてきた。
「あれ? 雨?」
「え? わ、ほんとだ」
上を向くとパラパラとより雨足が強くなった。
このままだと二人ともびしょ濡れになっちゃう。
「藤堂くん傘は?」
「持ってない」
「私、たぶん折り畳みが……あった!」
常備しておいてよかったぁ。
まぁ、折り畳み傘だから大きくはないけど、濡れるよりマシだよね。
「はい」
「え? いいよ。二人だと濡れるよ?」
「でも、風邪ひかれてもやだし」
「別に遅刻してたら、俺たまにあるし」
たまにあるってなに?っていうか、たまにあるなら折り畳みぐらい持ち運べばいいのに。
少しむっとして傘を突き出す。
残念ながら藤堂くんは背が高いので私の手だとそんな簡単に中に入れられない。
「はぁー、出た強引梓月」
「もうそんなのどうでもいいもんね。早く入ってよ。濡れちゃうよ」
「……はいはい」
少し面倒くさそうに入ってきて、傘を持ってくれた。
優しい、のは優しいんだけどね。
「ありがとう。でも最初から入ればいいのに」
「どっか寄って雨宿りでもいいけど、流石にこの時間に制服はなー」
絶対わかってて無視してる。
まぁ、入ってくれたしいっか。
雨はそこまで好きでもないけど、濡れるし……たまに頭痛くなるし。
でも、今日は少しだけ許せるかなぁ。
「……」
「ん? なに?」
「いや、別に?」
ふと、改めてみるとかっこいいな、なんて……そんなこと思ってしまった。
もう少しだけ、このままでもいいかも、なんて。
たぶん、学校行ってからも少しは一緒にいれるのにね。
今日は、色々少し変かも。