想いはきっと痛くない
第六章
あっという間に夏休みも終わってしまった。
ほんとに何事もなく、終わった。
何度か文化祭準備の日はあったみたいだけど、行かなかった。
藤堂くんも、行かなかったみたい。
「もうすぐで文化祭だって」
「だなー、うちのクラスはお化け屋敷だってさ」
「みたいだねー」
きっと、文化祭もあっという間に過ぎちゃうんだろうな。
最近は文化祭の準備でより保健室前が騒がしい。
それに、やっぱり多少なりとも怪我人とかは増えるよね。
「文化祭かぁ。どうしよっかなぁ」
「出るかってこと?」
「んー、そう。来るかも、悩んでる」
「……一般の人来る日は休めば?」
一般公開の日。土曜日、か。
たしかに人が多いと困るなぁ。困る、っていうか。
「藤堂くんは?」
「俺ー? うーん、一応来るかなぁ。親に何か言われても困るし」
……んー、まぁ、人によるか。
藤堂くんは、出るのかな。クラス。
私みたいに保健室とか別室登校じゃないもんね。シフトとか出されちゃうよね。
「何?」
「いや? 何にもない」
「何にもないー? 嘘だね」
「……もうー、何でバレてるの?」
「教えない」
藤堂くんは相変わらず楽しそうに笑ってる。
少しすると、藤堂くんは時間だ。と出て行った。
クラスにいるからには多分仕事割り振られてるんだろうなぁ。
教室、か。あの日以降結局行けてないなぁ。
窓の外からは、今は文化祭のペンキ塗りの人たちの楽しそうな声が聞こえてくる。
やりたいこと、できなかったこと。
「次はなにしようかな」
外の声が、酷く耳に響いた。
ほんとに何事もなく、終わった。
何度か文化祭準備の日はあったみたいだけど、行かなかった。
藤堂くんも、行かなかったみたい。
「もうすぐで文化祭だって」
「だなー、うちのクラスはお化け屋敷だってさ」
「みたいだねー」
きっと、文化祭もあっという間に過ぎちゃうんだろうな。
最近は文化祭の準備でより保健室前が騒がしい。
それに、やっぱり多少なりとも怪我人とかは増えるよね。
「文化祭かぁ。どうしよっかなぁ」
「出るかってこと?」
「んー、そう。来るかも、悩んでる」
「……一般の人来る日は休めば?」
一般公開の日。土曜日、か。
たしかに人が多いと困るなぁ。困る、っていうか。
「藤堂くんは?」
「俺ー? うーん、一応来るかなぁ。親に何か言われても困るし」
……んー、まぁ、人によるか。
藤堂くんは、出るのかな。クラス。
私みたいに保健室とか別室登校じゃないもんね。シフトとか出されちゃうよね。
「何?」
「いや? 何にもない」
「何にもないー? 嘘だね」
「……もうー、何でバレてるの?」
「教えない」
藤堂くんは相変わらず楽しそうに笑ってる。
少しすると、藤堂くんは時間だ。と出て行った。
クラスにいるからには多分仕事割り振られてるんだろうなぁ。
教室、か。あの日以降結局行けてないなぁ。
窓の外からは、今は文化祭のペンキ塗りの人たちの楽しそうな声が聞こえてくる。
やりたいこと、できなかったこと。
「次はなにしようかな」
外の声が、酷く耳に響いた。