想いはきっと痛くない
第七章
結局、その後教室に行くことはなかった。

どこに行くにも、何をする気にもなれなくて、保健室に戻った。

どう説明をすればいいのか、そもそも話してもいいのか、わからなくて何も言えなかった。

でも、先生は何も聞かなかった。
家に帰っても、お母さんたちは何も言わなかった。きっと、泣きはらした酷い顔で、泣いたことなんて筒抜けなのに。

ああ、きっと、こういうことだ。こういうのを、彼は恵まれていると言ったんだ。


部屋に籠って、お夕飯もなあなあに、どうするべきか考えた。

このままにしていいわけがない。でも、じゃあ……どうしたらいいんだろう。


「んー……」


あのとき、私は何が欲しかったんだろう。何が嫌だったんだっけ。

私が今回してしまったのは……。


ずっと考えた。ほんとに、ずっと。
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