令嬢ランキング、一位になってみせます!

20 加護

 その後、私は程良い時間までエドワードと共に会場に居て、彼から一緒に帰ろうと誘われて、そうすることにした。

 夜会の中での振る舞いには、問題なかったと思う。試験官が今夜の私を見ていたとしても、きっと大丈夫だろう。

 そこまで思ってから私は、はたと気がついた。

 もうこの時、既に……私は『令嬢ランキング』に参加し続ける意味は……もしかしたら、ないのかもしれない。

 エドワードに手を取られて乗り込んだグレイグ公爵家の馬車は、フォーセット男爵家の馬車よりも数段質の良いものだった。

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