令嬢ランキング、一位になってみせます!
 ふわふわとした毛並みは、美しく真っ白だ。ついさっき降って来た雪で出来たように、白くてふわふわとしていて触り心地は良さそう。

「うん……けど、」

「もう、隠れなくても良いの?」

 エドワードが続いて何かを言い掛けたところを、シルヴァンは被せるように顔を上げて話した。

「この子、喋るの……!? すごいわ」

 神の使いとは聞いていたけど、まさか喋るだなんて思わなかった。まるで童話の世界の出来事のよう。姿は愛らしく良く出来たぬいぐるみと言われても納得してしまうだろう……この子、言葉を話すんだ……。

「うん……シルヴァン。顔を見せてくれたところに悪いけど、お前は話が終わるまでは黙っていてくれ。説明する時にややこしくなるから」

 シルヴァンはエドワードの話を聞いて可愛らしくこくりと頷き、彼の隣に移動してスッと立った。

「この子が、神様の使いで、雷獣? ……エドワードの傍に、常に居るの?」

 それは、とても羨ましい……けれど、エドワード本人はそれをあまり好ましく思って居ないようにも見えた。

 どうしてかしら。シルヴァンは、こんなにも可愛らしいのに。

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