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「確かに可愛い、けどね……例えばだけど、リゼルがここで僕を何かで害そうとするだろう? ナイフで刺そうとしたり、殴ろうとしたりしたとするだろう?」

「え? ……ええ」

「そうすると、雷獣シルヴァンによって攻撃されて、君の身体には電撃が走ることになる。だから、僕は常に守られシルヴァンによって攻撃は防がれて、敵は自動的に撃退されるんだ。これが『加護』と呼ばれている力の意味だよ。神獣によって守られるんだ」

「……あ! あれもそうなのね!」

 裏路地でレヴィンが、ごろつきに絡まれていた私を救ってくれた時を思い出してしまった。男は腕を取りレヴィンを害そうとすれば、彼を触ってもいないのに何故か悲鳴をあげて逃げていった。

 ……そうだ。レヴィンも自分のことを『加護』を持っていると言っていた。だから、彼にもこういう神獣を連れているのかもしれない。

「リゼル。何かを、思い出した……?」

 エドワードは私が言った言葉を聞いて、それと良く似たものでも思い出したのかもしれないと思ったらしい。

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