令嬢ランキング、一位になってみせます!
「ええ。以前にレヴィンが、私を助けてくれたことがあったの。あの時もレヴィンに触れてもいないのに、まるで火傷を負ったように反応していたわ」

「殿下が……そういえば、リゼル。レヴィン殿下と何処で知り合いに?」

 この前にレヴィンが一緒に居た時に、動揺していたエドワードはすぐに去ってしまった。私にはそれを説明する暇もなかった。

「あの時にも、言ったでしょう。眼鏡を外すために、視力を良くしてもらおうと思ったの……珍しい魔法を扱うという、王都の路地裏にある魔法屋に行ったの。そこで絡まれそうになったのを、彼に助けてもらったのよ」

「……ああ。そういうことか。レヴィン殿下も、加護持ちだから」

 生活の中で落ちてしまった視力は怪我や病気などではないので、通常の治癒魔法では治すことが出来ないらしい。

 先んじて私が魔法屋で珍しい魔法で視力を治してもらったと知っているエドワードは、私とレヴィンと知り合いになった状況を知り納得したらしい。

「ええ。そうよ。『加護』持ちは、王族や高位貴族に多いと聞くわよね」

 私は以前からそう聞いていたし、エドワードだって知っているはずだ。

「……ねえ。リゼル。これまでに僕が君にあまり触れない……触れられないことについては、理由があるんだ」

 神妙な面持ちで話し始めたエドワードを見て、私は不思議に思った。


< 124 / 194 >

この作品をシェア

pagetop