令嬢ランキング、一位になってみせます!

23 秘策

「うーん……どうしようかしら。悩むわ」

 私は『美貌』の審査、つまり国民による人気投票がある祝祭の日に着用するドレスのデザインについて悩んでいた。参加者全員が気合いを入れてくることには間違いないので、私だけは通常のドレスを着る訳にもいかない。

 そして、礼儀作法を図られる『品格』についての採点は、最終日になるまではわからない。今頑張るべきは『美貌』の審査だった。

 祝祭の日はもう目の前と言えるにまで迫っていて、それだけ多くの人前に出るのが初めての私は緊張もしていたし、最近は良く褒められているドレスだって、社交界の華たるアイリーン様のものを見よう見まねなのだ。

< 131 / 194 >

この作品をシェア

pagetop