令嬢ランキング、一位になってみせます!
 私が小さくて可愛らしい編みぐるみの作り方は極めたと言っても過言ではない事を、一番に知っているのは彼女だった。

「国民の多くは子どもが家族に居る人か、もしくは子どもが多いでしょう? だから、持って帰れば家族は喜ぶはず。喜ぶ顔は十分な賄賂になるって……エドワードの提案なの」

 自分で思いついた訳ではないと私が恥ずかしそうに言うと、キャスティンは小さく吹き出して微笑んだ。

「まあ! そうなのね。子どもの笑顔が賄賂だなんて、とっても良い名案だと思うわ。もちろん、手伝うわ。あの、リゼル……この前に嫌な態度を取ってしまって、ごめんなさい」

 キャスティンが先に謝ってくれて、私は驚いてしまった。

 ……だって、私が彼女に謝るつもりだったのに!

「いいえ! 私が悪かったの。急に外見が変わってしまった友人を見れば、誰だって戸惑ってしまうはずよ。それなのに、あんな言い方……私が、いけなかったの。キャスティンはいつも味方で居てくれたのに……本当にごめんなさい」

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