令嬢ランキング、一位になってみせます!
 視力を魔法屋で治して眼鏡を外せば良いと、とても良い提案してくれたのも彼女だった。そんなキャスティンが私に対し嫌味を言うわけがないのに、褒められ慣れていなくて、有頂天になってしまっていた。

「ふふふ。リゼル。短期間だったけれど、本当に変わったのね。是非、協力させて! それに、そもそも私は可愛い編みぐるみの作り方は、リゼルから教わったもの」

「ありがとう……キャスティン。凄く嬉しい」

 キャスティンとのわだかまりが消えて、私はすごく嬉しかった。彼女は私の唯一の友人と呼べる人で、そんな大事な人を不用意な一言だけで失ってしまうところだった。

 エドワードって凄い……ここまで、考えてくれるもの。

「けれど、リゼル。私も協力するけれど、山車で撒くことを考えれば、数が足りるのかしら? だって、祝祭はもうすぐよ」

 私の家にも延々造り続けていた編みぐるみが大量にあるけれど、それでも足りないかもしれない。

「慈善院のシスターにも協力を仰ごうと思うの。行く度に誰かに作り方を教えているし、子どもたちにも上手に作れる子も居るのよ」

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