令嬢ランキング、一位になってみせます!
 そもそも『美貌』の審査としての国民投票なのだから、外見が良い方が良いに決まっているのだし……あまり自信のない私は、知恵を絞って票を取りに行かねばならないのだから。

「僕は提案するつもりだったんだけど、編みぐるみに、くじを仕込んでおくのはどう?」

「え……くじ……って、どういう事なの?」

 私がエドワードの言葉を聞いて、そう聞き返せば彼は静かに頷いた。

「うん。例えば、ひとつふたつ特賞には、とても良いものを仕込んでおいて、最下位の参加賞には安価だけど喜ばれやすい飴を大量に用意するとかね。すべてに良いものを用意する必要は本来ないんだよ。もしかしたら、とても良いものが当たるかも知れないという期待感でわくわく出来るからね。娯楽性(ゲーム要素)も良いと思うよ」

 昨年のアイリーン様の時のように、すべてに良いものを用意する必要性はないけれど、もしかしたら良いものが当たるかも知れないわくわくを提供しろと言うこと?

「確かに、そうね。ただ編みぐるみを山車から撒くよりも、その方が皆楽しいし、ゲーム感覚で楽しんでくれそうよね」

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