令嬢ランキング、一位になってみせます!
「令嬢ランキングで求婚されたからと、誰もそれを断っていない訳ではないらしいわ。エドワード。断っても次の男性に求婚すれば良いだけだもの」

「え?」

 アイリーン様の求婚を断ることに心苦しく思って居たらしいエドワードは、ぽかんとした表情になった。

「単に運営側が参加者集めのために、そう言っているだけなんですって……確かに私だって、あの話を間に受けて、王太子に求婚しようと思っていたくらいなのよ」

 私がそう言えば、エドワードは何度か頷いた。

「そういうことか。リゼルは確かに、言っていたよね。僕もそれは驚いた。それまで、大人しかったリゼルが暴走したから」

「……けど、それってエドワードの事が好きでないと、しないと思うわ。エドワード」

 私はそう言って彼を見上げると、エドワードは狼狽えたように後退った。

「うわ……リゼル。待ってよ……僕も心の準備が」

「心の準備って、何よ」

「ちょっと! リゼル。グレイグ様。そういう事は、二人きりの時にしてくれませんかね」

 キャスティンの声が聞こえて、周囲に居る皆はいかにも居たたまれない顔をしていたので、私たち二人は目を合わせて微笑んだ。


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