令嬢ランキング、一位になってみせます!

27 山車

 そして、いよいよ国民投票が行われる祝祭の日はやって来た。

 国民投票は『令嬢ランキング』参加者たちが昼頃、山車に乗って王都を回ってからになる。けれど、ここで上位を取れていれば、上位になれるにはかなり可能性があるのかもしれない。

 私が迷っていた時にエドワードが『これが良い』と言ってくれた可愛らしいピンク色のドレスを誂えて、それを着ることになった。

 可愛くてふわふわとしていて、まるでドレス自体が下を向いた花のようだった。

 髪型もエドワードの指定で、前髪と横髪を巻き下ろしして、後ろをアップにしているから、これまでのようにシンプルな髪型でないから、緊張して居心地が悪い。

「こんにちは……リゼル。良く似合うよ」

 ノックをして入って来たエドワードがそう言ってくれて、私は微笑んだ。

 やっぱり、私はどうしてもエドワードには絶対に褒めて貰いたかったし、それを彼はちゃんと叶えてくれた。

< 152 / 194 >

この作品をシェア

pagetop