令嬢ランキング、一位になってみせます!

28 自然体

 国民投票は無事に、私が二位になって終わった。

 ほっと安心した気持ちで胸は一杯になった。これで、『品格』の審査でよほどの事がない限り、五位に入ることは可能だもの。

 私はエドワードの読み通り、家族に子ども居る層から、絶大な人気を集めることが出来た。

 偶然すれ違ったシャーリー様に『こんなの、卑怯よ!』とは言われてしまったけれど、規定集(ルールブック)に禁じられていないならば、私は規則(ルール)通りに戦ったということだから、特に言い訳せずに無言のままで通り過ぎた。

 そして、『美貌』の審査が首位となったご令嬢は、なんと、夜会時に私の邪魔をしようとしたソフィア・マクダウェル子爵令嬢だった。

 なんと驚くことに、彼女は私の友人であるキャスティンの妹だった。恥ずかしながら、これまでにほとんど社交をしてなかったから、家名を聞くまで気がつかなかった。

 名前を呼ばれ私の隣にやって来た時に罪悪感いっぱいの視線で見つめられたので、何も言わずに微笑んだ。

 ソフィアだって、必死なのだと思う。私と同じように。

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