令嬢ランキング、一位になってみせます!
 もしかして、妹のような気持ちで私を見ていた? ……私はずっと、エドワードは将来結婚する男性だと思っていたけれど。

「ねえ。エドワード。アイリーン様から、求婚されたと聞いたけど、本当なの?」

 それをいきなり私から質問されたことに驚いたのか、エドワードは目をまんまるにしていた。

「……知っていたんだ。リゼル」

 ……ええ。私はエドワードが思っていた通りに知らなかったけれど、兄から教えてもらった。

 そんな細かい説明はここで要らないだろうと思い、つっけんどんに質問を返した。

「私が知っていたら、いけないの?」

 私が目を逸らさずにじっと見つめたら、エドワードは一歩身体を引いて否定する意味で首を横に振った。

「いや……ああ。アイリーンは、流石『令嬢ランキング』で首位なだけあって、完璧なご令嬢だったよ」

 ここで私が聞きたいのは、求婚したと言う彼女に対する感想ではなかった。

 求婚は……断ったと、そう聞きたかった。私と結婚するからと。

「どうせ……私は、完璧ではないわよ」

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