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「……ふーん。僕はエドワードに別の子探した方が良いんじゃないと言っていたけれど、あいつの目は確かだったのかもしれないね」

「そ……そうなの……?」

 衝撃の事実に、私は目を見開いた。シルヴァンはエドワードに私ではない令嬢の方が、結婚相手に相応しいと言っていたってことになる。

「そうだよ。リゼルがこのままだと、エドワードは無用な苦労するぞって……約束をしたからという責任感だけで、数十年も耐えられるものではない」

 けれど……今思うと、シルヴァンが懸念していることは当然のことだった。

 外見には気を使わないし社交もしないし、家に閉じ籠もり延々編みぐるみを作成する私。どう考えても、引く手あまただった公爵令息エドワード・グレイグの結婚相手に相応しい貴族令嬢ではなかった。

「それは、言い訳も出来ないわ。その通りだもの」

 苦笑して頷いた私の顔をシルヴァンはまじまじと見つめていた。今度恥ずかしくなってしまったのは、私の方だ。

「なっ……何?」

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