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「いやいや……ほんの少し前の君とは、全く違うと思ってね。こんなにまで変わってしまうなんて、僕も思って居なかった。エドワードは君がやる気になってくれるのを、今まで待って居たのかもしれないね。だって、自分のために変わってくれは……好きな子には、言いづらいからね」

 シルヴァンは私のことを『エドワードが好きな女の子』という前提で話している。そうなると気になってしまうのは、彼らはどんな風に私のことを話していたかということだ。

「……エドワードとシルヴァンって、私のことを、どんな風に話していたの?」

 おそるおそる私が尋ねると、シルヴァンは長い髭をそびやかしながら答えた。

「エドワードは時間が空けばフォーセット男爵邸に来ていたし、彼の気持ちはそれだけでわかるだろう。僕はさっき言った通り、別の子の方が良いのではないかと助言(アドバイス)はしていたけれどね。ほら……少し前の君って、誰かに紹介出来るような女の子ではなかっただろう?」

 今、特大の刃物が胸に突き刺さってしまったような気がするけれど、衝撃に耐え無言のままで何度か頷いた。

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