令嬢ランキング、一位になってみせます!

30 発表

 そして、いよいよ『令嬢ランキング』の発表のある運命の日が来た。

 私のこれまでの成績は『知性』が首位、そして、『美貌』が二位だった。ということは、今日の『品性』の結果が良ければ、序列五位に入れる可能性はかなり高いということだ。

 城の大広間の会場に勢揃いした『令嬢ランキング』参加者たち。少々数が減っているのはきっと、

 開会式と少し違うのは多くの観客ありなので、私たちは壇上に上がり、彼らを見下ろす形となっていた。

 来年を象徴する主役ともなる五人の令嬢が選ばれる日なので、観客たちの目の中にはうきうきとした興奮が見えた。

 以前の私なら、こうした人前に立つことには慣れていず、どうにかして逃げようとしていたはずだ。

 けれど、人前に出る機会の数をこなして、今ではもう……慣れてしまっていた。不思議なものだ。ほんの二月前のことなのに、何年も昔の出来事のように思えるのだ。

「……それでは、『品格』の審査の順位、発表になります!」

 私はコクりと喉を鳴らして、赤い幕が開いた中に貼られた紙を確認した。

 10位 リゼル・フォーセット

 正直に言うと、自分の隣にある数字を見て落胆してしまった。予想とは違いかなり低かったからだ。

 これまでの順位は奇跡的に良くて、もしかしたらと期待してしまっていた。

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