令嬢ランキング、一位になってみせます!
 ……けれど、今思えば、それも当然のことなのかもしれない。これまでほとんど邸から出ずに、人ともあまり会うことがなかった。

 そうすれば洗練された所作とは言い難く、幼い頃から努力していたご令嬢たちが礼儀作法に社交にと頑張っている間、私は何もしていなかった。敵わなくて当然だ。

 むしろ、それにしては良い順位だと、言えるのかもしれない。

 審査員に一朝一夕では身につかぬ付け焼き刃の礼儀作法は見抜かれていて、けれど、10位になれたということは、努力する姿勢は認めてくれたのかもしれない。

 この順位を見れば悔しかったけれど、なんでそうなってしまったかという原因が何かがわかれば、すんなり受け入れてしまうしかない。

 今までの私が選んだことの……結果だった。

 ……けれど、だからと言って後悔したくはなかった。国民投票であれだけ高い順位にあれたのは、趣味の編みぐるみによるところが大きかったし、それはこれまでの私の頑張りによるものだって言える。

 そして、総合順位はなんと、驚くことに五位に私の名前があった。

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