令嬢ランキング、一位になってみせます!

 エドワードに促されて、私たちは店へと入った。彼が頼んで先ほど私が気になったペンダントを、店員が盆の上へと出してくれた。

「まあ……素敵ね」

「こちらには、色違いもございますよ。青色になります」

 私の気に入った様子を見て気を利かせてくれた店員が、比較しやすいように色違いの青のペンダントを隣に置いてくれた。

「こちらも、とても美しいわ。取り巻いている小さな宝石たちも、中心部の宝石に合うように、すべて色を計算されているのね」

 彫金職人の腕がとても良いのか、きらめく宝石は大きいけれど、決して下品には見えなかった。

「……リゼル。どちらが良いかい?」

「赤……かしら。これならば、私の髪色に合いそうだし、赤いドレスにも合いそうだわ」

 目の前にある青はかなり濃い色で、私の髪色には、青は青でももっと薄い方が似合うだろう。それに、来年はことある毎に私は赤一色のドレスを着用することになる。

 『令嬢ランキング』の勝者、|赤い淑女たち(レッドドレスレイディ)として。

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