令嬢ランキング、一位になってみせます!
 もし、そうならば赤色のペンダントの方が良いとエドワードに言えば、彼は嬉しそうに微笑んで、それを購入してくれた。

 エドワードがグレイグ公爵家の者であることは宝石商も知っているようで、支払いは後日届けるという話はすぐに付いた。

「素敵な宝石を……ありがとう。エドワード。大事にするわ」

 私は今着用している外出用のドレスに付けても違和感がなかったので、そのまま付けて店を出た。

「どういたしまして。リゼルが宝石の好みをはっきり口にするなんて、まるで嘘のように思えるよ」

 エドワードは少々揶揄うように言い、苦笑いした私だってその通りだと思った。

 あの時は毛糸の好みならば、言っていたかもしれない。けれど、自らが身につける物に興味が出てきたのは最近になってからなのだ。

「そうね。私ったら……お洒落に目覚めたと言ったらおかしいかもしれないけれど、あの時はなんでも良いと思っていたけれど、今はドレスを選ぶのもとても楽しいわ。もっと早くに気がついていたら良かったわ」

< 191 / 194 >

この作品をシェア

pagetop