令嬢ランキング、一位になってみせます!
 エドワードと結婚したいし、いつかは婚約を申し込んでくれるだろうと、そう信じて居たから。

 ただの思い込みだったという悲しさや馬鹿にされた悔しさ。そして、言葉に出来ないほどにやるせない……好きな人から誰かと比べて見下されたという感覚。

 じわじわと身体全体が熱を帯びていくように、怒りの感情が燃え上がった。

「私。今年度『令嬢ランキング』一位に、なってみせるわ!」

「なっ、何を言っているんだ! リゼル。おい。少し待ってくれ」

 扉の向こうから聞こえて来るエドワードの声は、呆気に取られていて驚きに満ちていた。

 これまでろくろく外出もせずに、引きこもりって趣味に没頭していた私がまさか『令嬢ランキング』に参加しようとするなんて、まさか夢にも思っていなかったのだろう。

 それは誤解で私だって外出しようと思えば出来るし、何かをしようと自分で思えば出来る。

 幼馴染みエドワードと兄スチュワートは、私について何もかもわかっていると訳知り顔なのかもしれないけど、言葉にしている見えている部分しか彼らは私のことを知らない。

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