令嬢ランキング、一位になってみせます!
 だって、現にエドワードは私がここまで怒りをあらわに出来る子だと知って、こうして驚いているでしょう?

 ……何が『令嬢ランキング』に出て居るご令嬢は、私とは違う……ですって? ならば、私だってアイリーン様のように、自分を律し、自分を磨いてみせる。

 お兄様も、エドワードも! 今に見ていなさい。 私には何も出来ないって、馬鹿にして……。

 エドワードの心ない一言による怒りによって、火が付き、メラメラと燃え上がる心の炎。

 幼い頃に結婚の約束をしたことを、私が何も言わなかったことを良いままに、このまま何もなかったことにして終わらせようとしたなんて、絶対に許せない。 

「序列一位になって……王太子を、指名するから!」

 見えていないとわかりつつ、私は扉の向こうに居るエドワードを指差した。

 これは、決意。そして、覚悟。

 私に期待させるだけさせておいて、何の責任も取らなかったエドワードを、必ず後悔させてみせるわ。

「なっ……何を言い出して……リゼル。待て……ああ。なんだ? 今、大事な話を……」

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