令嬢ランキング、一位になってみせます!
 そもそもエドワードが常に多忙なのは、王太子の傍近く仕える次期公爵だからだ。私が彼にとって身近な存在の王太子に求婚すると聞いて、かなり驚かせてしまったのかもしれない。

 姿形の良い、宰相候補とも言われる、将来有望な公爵令息……そんなエドワード・グレイグに、似合う女性だと勘違いしていられた時間は、もしかしたら、不運であり幸運なことだったのかもしれない。

 ……けれど、私はもう覚悟を決めた。

 あんな不誠実なエドワードなんかよりも、もっともっと良い男性と結婚する!

 身分の高さで言うと、レニア王国では王子様しか居なくなってしまうけれど……これから、外に出て色々な人と知り合えば、もっともっと素敵な男性に巡り会うはずだわ。

 私はまだ、社交界デビューを果たしたばかり。これまでは夜会にはあまり顔を出して居ないけれど、これからの私は違う。

 出るはずがないと思われていた『令嬢ランキング』に参加して、私が結婚したいと思う人に、これまでのように、ただ待って居るだけではなくてこちらから求婚するの!


< 26 / 194 >

この作品をシェア

pagetop