令嬢ランキング、一位になってみせます!
 求婚者がたくさん数居る令嬢ならその中から選べば良いんだけど、私だって社交界デビューして三年しても求婚者が現れなければ選んでいる場合ではなくなるだろう。

 そう言った意味でも、私のような身分の低い貴族令嬢を救済してくれる有り難い制度なのだ。

 南国から嫁がれた三代前の王妃様、本当に感謝します。

「品格、知性、美貌……品格は期間中の振る舞い全般で、知性は教養を見る試験、美貌は国民の人気投票で決められる……」

 国民人気投票については、私だっていつも参加しているから知っている。

 その年の『令嬢ランキング』参加者たちが祝祭で王都中を山車に乗って練り回り、国民に投票を呼びかけるのだ。

 私はもちろん、去年はアイリーン様に票を入れた。

 彼女は本当に華やかで美しくて嫋やかで、エドワードをあの方に取られてしまったのならば、納得もするかと言うものだった。

「とは言え……一位になるためには、どうすれば。うーん。そうよね。一位は難しいかもしれないけれど、せめて五位以内には、絶対に入りたいわ。せっかく、参加するのだから」

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