令嬢ランキング、一位になってみせます!
 今年は、どの程度の数の参加者が居るのかは、まだ開催前でわからない。けれど、大体は二十名程度で、少ない年は十名程度になる。

 『令嬢ランキング』序列五位までは、求婚する男性を自ら選ぶことが出来るので、私のような下位貴族令嬢が挑戦することが多い。

 しかも、求婚したならば長い歴史の中、一度も断られたことはなかった。これこそが、下位貴族令嬢たちがこぞって『令嬢ランキング』に参加する目的。

 『令嬢ランキング』上位者を育て上げる専門の家庭教師だって居るくらいなのだ。

 異国に行ってしまったお父様とお母様はいつ帰って来るかはわからないし、兄スチュワートに掛け合っても、雇っては貰えないと思うけど……。

 けれど、特に慢心している訳ではなく私に教養を学ぶ家庭教師は必要ないとは思う。

 何故かというと、学者の血筋の中で居て、常に勉強するのが当然という家庭環境に育ち、一般教養含め専門分野にも詳しいし、知識は幅広く持っているからだ。

「そういえば……前に捜し物をしていた時に、図書室で『令嬢ランキング』過去問を見たことがあるような気がするわ……」

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