令嬢ランキング、一位になってみせます!
 じっくりと読み込んだ制度によると『知性』と『品格』さえ、首位近くに居られれば、序列五位以内になれる可能性は十分に有り得ると計算出来たもの。

 私本人だって、美しいとは言える容姿を持っていないとは知っているけれど、『品格』の面では話したこともない同年代の同性を嘲笑混じりに馬鹿にする彼女たちよりも勝っていると言い切れる。

 私は無表情無反応の女性事務局員に事前に署名していた書類を渡し、割り印のある控えと参加者に配布される規定集(ルールブック)を貰った。

 ふう……これで、無事に届け出完了ね。

 帰ろうと私が後ろを振り返って、集まっていた彼女たちを直視したら、届け出を終えたばかりらしい三人の貴族令嬢は素知らぬふりをして廊下を歩き出し移動して行った。

 ……あら。時代遅れのドレスだと言われても私だって彼女たちの言っている通りだと思うし、正しいことを言っていると思うのなら、別にここから逃げる必要もないと思うけど……。

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