令嬢ランキング、一位になってみせます!
「今日は、大通りに向かって欲しいの。裏通りにあるお店だから、下ろした場所で待っていて。そこからは私一人で向かうわ」
「リゼルお嬢様が、お一人でですか? ……しかし、それは」
お父様が付けている従者は、これまでに外出を避けて引きこもり状態だった私が一人で出歩くことに対し難色を示したようだった。
「良いから。一人で行きたいの」
私がきっぱりと言い切ると、従者は驚いた表情を浮かべつつも引き下がった。私がこんな風に強く言うことなんてあまりなかった事だから、驚いたのだろう。
大通りの私が指定する場所に辿り着き、私が彼に視線を向け黙ったままで頷くと、言いつけ通りに従者は付いて来なかった。
初めて入ることになった裏通りは薄暗く、この時点で早くも私は『ついて来て貰うべきだったかも』と後悔することになってしまった。
「おい。そこのお嬢様。ここから先は、通行料が掛かる」
ゆっくりと歩いていた私が十字路に差し掛かると、まるで品定めするかのように中年の男が私を下から上までじっくりと見た。
「リゼルお嬢様が、お一人でですか? ……しかし、それは」
お父様が付けている従者は、これまでに外出を避けて引きこもり状態だった私が一人で出歩くことに対し難色を示したようだった。
「良いから。一人で行きたいの」
私がきっぱりと言い切ると、従者は驚いた表情を浮かべつつも引き下がった。私がこんな風に強く言うことなんてあまりなかった事だから、驚いたのだろう。
大通りの私が指定する場所に辿り着き、私が彼に視線を向け黙ったままで頷くと、言いつけ通りに従者は付いて来なかった。
初めて入ることになった裏通りは薄暗く、この時点で早くも私は『ついて来て貰うべきだったかも』と後悔することになってしまった。
「おい。そこのお嬢様。ここから先は、通行料が掛かる」
ゆっくりと歩いていた私が十字路に差し掛かると、まるで品定めするかのように中年の男が私を下から上までじっくりと見た。