令嬢ランキング、一位になってみせます!
そうなの……そのためには、少しでも外見が良く見えるようになりたい。
「お願いします! ……レヴィン、お金はいつか返しますから」
決意した私がそう言えば、レヴィンは軽く頷いた。
「別に返さなくて良いよ」
「そういう訳にはいきません」
ここではレヴィンに頼るとは決めたものの、それは一時的なものにしておきたい。悪い人ではないと思うけれど、信じるにはあまりに謎過ぎるもの。
仮面を付けてなんかしらの加護持ち、それに大金持ち? 怪しまない方がどうかしている。
「……そう? まあ、君の好きにすれば良いと思う」
「お嬢さん。それでは、こちらへ」
レヴィンはそう言って軽く肩を竦め、私はオズワルドに手招きされたので、彼の元へと向かった。
「眼鏡を外して、目を閉じてくれるかい」
指示された通りに従うと、オズワルドは温かな大きな手で私の目元を覆った。そして、熱が上がったと思うと白い光がすぐ目の前で弾けるような感覚がした。
「……終わったよ。目を開けて」
「わあ……」
これまでのように分厚いレンズ越しではない、色がこれまでよりも鮮明に映る視界が広がっていた。