令嬢ランキング、一位になってみせます!
 別に返さなくても良いと言って居たレヴィンには、気になるようなら魔法使いオズワルドの店にお金を持っていけば良いんじゃないと軽く言われていた。

 一時的には彼に出して貰っていることになるけど、持ち合わせがまったく足りなかったのだから仕方ない。

「金を、借りている……? スチュー、ではないよな……もしかして、男か!?」

 そこでエドワードがいきなり腕を掴んだので、私は驚いてしまった。

 こんなにも焦ったエドワードを見たのは、これが初めてなように思えて。

「あ。離して……エドワード」

「このドレスも……? まさか……たった数日離れていただけだと言うのに。誰なんだ!? これは、リゼルには、似合わないだろう!」

 何か良くない誤解をしていると思った……けど、やっぱりおかしい。

 そんなことを言う権利、エドワードにはないのに。

「もうっ! やめてよ。エドワードには、関係ないでしょう!」

「良くないなー。これは良くないと思う。可哀想に。リゼルが怯えているよ」

 いきなり私の前に大きな背中が立ちはだかり、それは、聞き覚えのある声に、見覚えのある銀髪。

「……レヴィン?」

 そこに居たのは、あの時に私を何度も助けてくれたレヴィンだった。
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