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12 正体

 あ。顔を隠していた白猫の仮面を、今日は付けていない……? 私にはまだ顔は見えないけど、この場に現れたレヴィンは、顔を隠していないようだ。

「……これは……僕たち二人のことで、関係ないことだと思いますが」

 彼に強い視線を向け怒りを押し殺したエドワードの声に、レヴィンは肩を竦めた。

 幼なじみだとしても、私がお洒落しても何をしても、彼にはもう無関係のはずなのに。いきなり乱暴に腕を掴んだり……なんなの。

 もしかして、未だに私の事を、親しい幼馴染とでも思っているのかしら。

「ところが、そうではない。俺は」

「もう! 私に関係ないのは、エドワードの方よ! もう、放っておいて!」

 私に途中で言葉を遮られて振り向いたレヴィンは、以前に思って居た予想通り……というか、驚くほど美形な男性だったから、ここで言葉をなくしてしまった。

 印象的な、青くて美しい目に一瞬目を奪われた。

 ……その、すぐ後ろ。

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