令嬢ランキング、一位になってみせます!
 不意に悪意ある一言を掛けられ、誰かと思えばシャーリー様だった。つんとした高慢な態度でシャーリー様は立ち去って、私は何も言えないままで彼女の背中を見つめるしかなかった。

 |順位付け(ランキング)されるという事は、二位以下に良くは思われない。

 それは仕方ないし、この次に悔しい思いをするのは、私かもしれないのだし……。

「リゼル! 試験で一位ですって? おめでとう。素晴らしいわ」

「まあ、キャスティン!」

 そこに駆け寄ってくれたのは、私の編みぐるみ仲間キャスティンだった。

「それに、眼鏡も外して……ドレスも髪型も、変わったわ。リゼル。本当に素敵なご令嬢になったわね」

「ありがとう。眼鏡を外すことが出来たのは、キャスティンのおかげよ。魔法屋の情報を聞けて、とても感謝しているわ」

 私は精一杯の感謝の気持ちをキャスティンに伝えたけれど、キャスティンは複雑そうな表情を浮かべていた。

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