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14 変化

 私が趣味で黙々と作り続けていた編みぐるみは、邸の飾る場所から溢れてしまう事を恐れたお母様の提案で、古いものから順番に慈善院のバザーに出していた。

 売り上げはすべて慈善院に寄付されていて、ここで保護されている子どもたちの食事代になるようだ。

 私と趣味を同じくする友人キャスティンにも、そこで出会った。

 前々から予定されていたバザーに、私はいつものように編みぐるみを並べて出店していたけれど、そこで会ったキャスティンとの会話は、全く違うぎこちないもので終わってしまった。

 外見が良い方向に変わった私を、以前から知る誰もが良くなったと褒めてくれる。

 ……この前にキャスティンに言ってしまったことについては、言い過ぎてしまったと私も反省していた。

 目の前の事で必死で自分の事だけしか考えられずに、まるで置いていかれてしまったようだと、ただ感想を言っただけのキャスティンに失礼な言葉を浴びせてしまった。

 もしかしたら、私はたった一人の大事な親友を、一時的な感情でなくしてしまったのかもしれない。

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