隣の席の悪魔【旧版】
隣の席の悪魔
同志発見
中学一年生の春。
私は初めて、
“同志”を見つけた。
◇
隣の下駄箱に手を伸ばす、
男の子。
……え?
――小さい。
待って。
ちっちゃい!!!
いた。
ついに。
見上げなくていい男子が。
思わず、
目線の高さが変わらない横顔を、
じーーーーっと見つめる。
少しだけくるんとした髪。
白い肌。
切れ長の目。
薄い唇。
静かそう。
ありがとう神様。
ちゃんといた。
私の同志。
私は初めて、
“同志”を見つけた。
◇
隣の下駄箱に手を伸ばす、
男の子。
……え?
――小さい。
待って。
ちっちゃい!!!
いた。
ついに。
見上げなくていい男子が。
思わず、
目線の高さが変わらない横顔を、
じーーーーっと見つめる。
少しだけくるんとした髪。
白い肌。
切れ長の目。
薄い唇。
静かそう。
ありがとう神様。
ちゃんといた。
私の同志。