隣の席の悪魔【旧版】
◇
ガラッ。
教室のドアが開く。
その瞬間。
私は反射で顔を上げた。
空くん。
いつもの顔。
でも。
なんか。
少しだけ疲れてる。
空くんが、
隣に座る。
私は黙ったまま、
その様子を見ていた。
空くんは数秒黙って。
そして。
小さく言った。
「……受かった」
その瞬間。
胸がいっぱいになる。
「ほんと!?」
「ん」
私は思わず笑った。
「すごい!!」
嬉しい。
すごく嬉しい。
なのに。
胸の奥が、
ほんの少し痛かった。
だって。
本当に行っちゃうんだ。
県外。
遠くの高校。
もう。
一緒に走れない。
その時。
空くんが、
少しだけ目を細める。
「……なんでそんな顔」
はっとして、
私は慌てて笑った。
「嬉しいから!」
空くんは、
黙ったまま視線を逸らす。
何も言わずに、
窓の外を見ていた。
ガラッ。
教室のドアが開く。
その瞬間。
私は反射で顔を上げた。
空くん。
いつもの顔。
でも。
なんか。
少しだけ疲れてる。
空くんが、
隣に座る。
私は黙ったまま、
その様子を見ていた。
空くんは数秒黙って。
そして。
小さく言った。
「……受かった」
その瞬間。
胸がいっぱいになる。
「ほんと!?」
「ん」
私は思わず笑った。
「すごい!!」
嬉しい。
すごく嬉しい。
なのに。
胸の奥が、
ほんの少し痛かった。
だって。
本当に行っちゃうんだ。
県外。
遠くの高校。
もう。
一緒に走れない。
その時。
空くんが、
少しだけ目を細める。
「……なんでそんな顔」
はっとして、
私は慌てて笑った。
「嬉しいから!」
空くんは、
黙ったまま視線を逸らす。
何も言わずに、
窓の外を見ていた。