隣の席の悪魔【旧版】
◇
昼休み。
空くんの周りには、
人が集まっていた。
「空すげー!」
「おめでと!」
楽しそうな声。
私は少し離れた場所から、
ぼんやりそれを見ていた。
その時。
「星野」
低い声。
顔を上げる。
空くん。
いつの間にか、
目の前にいた。
「……なに逃げてんの」
「逃げてないし」
「嘘」
短い声。
見透かされてる。
私は思わず視線を逸らした。
その時。
空くんが、
ぽつり。
「今日走る?」
え。
私は瞬きをする。
「今日?」
「ん」
その声が。
なんか。
いつもより優しかった。
昼休み。
空くんの周りには、
人が集まっていた。
「空すげー!」
「おめでと!」
楽しそうな声。
私は少し離れた場所から、
ぼんやりそれを見ていた。
その時。
「星野」
低い声。
顔を上げる。
空くん。
いつの間にか、
目の前にいた。
「……なに逃げてんの」
「逃げてないし」
「嘘」
短い声。
見透かされてる。
私は思わず視線を逸らした。
その時。
空くんが、
ぽつり。
「今日走る?」
え。
私は瞬きをする。
「今日?」
「ん」
その声が。
なんか。
いつもより優しかった。