隣の席の悪魔【旧版】
◇
別れ道。
いつもの場所。
止まる。
空くんが言う。
「じゃ」
いつも通り。
でも。
明日は受験。
私は思わず制服を握る。
その時。
空くんが、
ぽつり。
「……終わったら走るぞ」
え。
私は顔を上げる。
空くんは、
少しだけ目を細めてる。
「受験終わったら」
胸が、
ぎゅってなった。
私は思わず笑った。
「うん!」
空くんの言葉。
冷たい夜の風。
私はもう一度、
左手の腕時計を見た。
秒針は、
静かに前へ進んでいた。
別れ道。
いつもの場所。
止まる。
空くんが言う。
「じゃ」
いつも通り。
でも。
明日は受験。
私は思わず制服を握る。
その時。
空くんが、
ぽつり。
「……終わったら走るぞ」
え。
私は顔を上げる。
空くんは、
少しだけ目を細めてる。
「受験終わったら」
胸が、
ぎゅってなった。
私は思わず笑った。
「うん!」
空くんの言葉。
冷たい夜の風。
私はもう一度、
左手の腕時計を見た。
秒針は、
静かに前へ進んでいた。