隣の席の悪魔【旧版】
◇
翌日。
放課後。
窓の外には、
夏みたいな入道雲。
昼の熱が、
まだ少し廊下に残っていた。
「空くーーーん!!」
帰ろうとしていた空くんの前に、
私は立ちはだかった。
「走るよ!!!」
「……は?」
「昨日約束した」
「してない」
「した!」
「してない」
「したってば!」
数秒の沈黙。
空くんは、
小さくため息をつく。
「……10分だけ」
ぽつり。
……よしっ。
「やったーー!!!」
私は思わずガッツポーズした。
「声でか」
空くんは、
やれやれって顔で靴を履き替えてる。
でも。
私、知ってるもん。
空くんが、
今日もちゃんとジャージを持ってきてること。
翌日。
放課後。
窓の外には、
夏みたいな入道雲。
昼の熱が、
まだ少し廊下に残っていた。
「空くーーーん!!」
帰ろうとしていた空くんの前に、
私は立ちはだかった。
「走るよ!!!」
「……は?」
「昨日約束した」
「してない」
「した!」
「してない」
「したってば!」
数秒の沈黙。
空くんは、
小さくため息をつく。
「……10分だけ」
ぽつり。
……よしっ。
「やったーー!!!」
私は思わずガッツポーズした。
「声でか」
空くんは、
やれやれって顔で靴を履き替えてる。
でも。
私、知ってるもん。
空くんが、
今日もちゃんとジャージを持ってきてること。