隣の席の悪魔【旧版】
教室に、
くすくす笑いが広がる。

「す、すいません……」

くっ。

恥ずかしい。

穴あったら入りたい。

すると隣から、
小さな声。

「……馬鹿だ」

カチン。

顔を上げる。

空くん。

すました顔。

でも。

口角、
ちょっと上がってません?

「空くん今笑った!」

「笑ってない」

「絶対笑った!」

「気のせい」

むぅぅぅ。

なんなのこの人。

感じ悪い。

……けど。

なんか。

ちょっと、どうにかしてやりたい。

私は黒板の前へ歩いていく先生を見送りながら、
むすっと隣を見る。

すると。

空くんが、
口パクで何か言ってる。

ん?

えっと。

あ。

ほ。

し。

の。

……あほしの?

数秒。

思考停止。

え。

今。

私。

アホ+星野
にされた???

「……っ!!」

何事もなかったような顔で、
黒板を見る空くん。

ちっ。

……決めた。

次の休み時間、
絶対仕返ししてやる。
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