隣の席の悪魔【旧版】
◇
「眠れなかった」
空くんが、
ぽつりと言う。
「空くんも?」
「ん」
「私も」
私は小さく笑った。
そのまま。
私も空くんも、
夜空を見上げた。
静か。
でも。
落ち着く。
その時。
空くんが、
ぽつりと言った。
「修学旅行、
疲れる」
私は思わず笑った。
「空くんっぽい」
空くんは星を見たまま、
少し黙る。
そして。
小さく息を吐いた。
「……いつもの方が楽」
え。
心臓が、
どくんと脈を打つ。
その時。
空くんが、
少しだけこっちを見た。
そして。
ふっと、
小さく笑う。
「……走りたいよな」
その瞬間。
いつもの帰り道が、
胸の中へ戻ってきた。
夕焼け。
星空。
並んで走る足音。
そして。
胸の奥のざわざわが、
少しだけ静かになった。
私は小さく笑った。
「……うん。
走りたい」
夜風が吹く。
星が、
少し滲んで見えた。
「眠れなかった」
空くんが、
ぽつりと言う。
「空くんも?」
「ん」
「私も」
私は小さく笑った。
そのまま。
私も空くんも、
夜空を見上げた。
静か。
でも。
落ち着く。
その時。
空くんが、
ぽつりと言った。
「修学旅行、
疲れる」
私は思わず笑った。
「空くんっぽい」
空くんは星を見たまま、
少し黙る。
そして。
小さく息を吐いた。
「……いつもの方が楽」
え。
心臓が、
どくんと脈を打つ。
その時。
空くんが、
少しだけこっちを見た。
そして。
ふっと、
小さく笑う。
「……走りたいよな」
その瞬間。
いつもの帰り道が、
胸の中へ戻ってきた。
夕焼け。
星空。
並んで走る足音。
そして。
胸の奥のざわざわが、
少しだけ静かになった。
私は小さく笑った。
「……うん。
走りたい」
夜風が吹く。
星が、
少し滲んで見えた。