隣の席の悪魔【旧版】
◇
その夜。
私はなかなか眠れなかった。
周りでは、
みんな静かな寝息を立ててる。
私はそっと布団を抜け出して、
部屋のベランダへ出た。
夜風。
冷たい。
星。
綺麗。
私は手すりへ寄りかかりながら、
ぼんやり空を見上げる。
……空くんは。
私じゃない誰かに、
「走ろう」
って言われても。
走るのかな。
そう思った瞬間。
胸の奥が、
ちくっとした。
その時。
ガラッ。
隣のベランダから、
音がした。
「っ!?」
私は反射でしゃがみ込む。
やば。
先生!?
息を潜めながら、
そっと影から覗く。
そこにいたのは――
「……空くん?」
空くんは、
私の声にはっとして、
少しだけ目を丸くした。
「……何してんの」
「そ、それはこっちの台詞!」
私は慌てて立ち上がる。
夜。
星。
夜風に揺れるジャージ。
そこにいたのは、
空くんだった。
その夜。
私はなかなか眠れなかった。
周りでは、
みんな静かな寝息を立ててる。
私はそっと布団を抜け出して、
部屋のベランダへ出た。
夜風。
冷たい。
星。
綺麗。
私は手すりへ寄りかかりながら、
ぼんやり空を見上げる。
……空くんは。
私じゃない誰かに、
「走ろう」
って言われても。
走るのかな。
そう思った瞬間。
胸の奥が、
ちくっとした。
その時。
ガラッ。
隣のベランダから、
音がした。
「っ!?」
私は反射でしゃがみ込む。
やば。
先生!?
息を潜めながら、
そっと影から覗く。
そこにいたのは――
「……空くん?」
空くんは、
私の声にはっとして、
少しだけ目を丸くした。
「……何してんの」
「そ、それはこっちの台詞!」
私は慌てて立ち上がる。
夜。
星。
夜風に揺れるジャージ。
そこにいたのは、
空くんだった。