隣の席の悪魔【旧版】
休み時間。

葛西が、
後ろの席へ座り込む。

「空」

「なに」

「今日静かだな」

「普段がうるさいだけ」

葛西が吹き出す。

「隣いないと、
授業集中できる?」

「集中できるし」

即答。

「読書も進む」

「よかったじゃん」

「平和」

本のページをめくりながら、
なんとなく隣を見る。

……空っぽ。

その瞬間。

気づけば、
読む場所が少し飛んでいた。

……迷惑。
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