隣の席の悪魔【旧版】
◇
閉館時間を知らせるチャイムが、
小さく図書室に響く。
窓の外。
入道雲。
オレンジ色の空。
私はジャージを畳みながら、
小さく笑った。
「空くん」
「なに」
「やっぱ図書室好きかも」
空くんは、
少しだけ目を細める。
そして。
ぽつり。
「……うるさいのに?」
「うるさいって言うな!!」
「はは」
また、
少し笑った。
西日が。
静かな図書室を、
ゆっくりオレンジ色に染めていく。
閉館時間を知らせるチャイムが、
小さく図書室に響く。
窓の外。
入道雲。
オレンジ色の空。
私はジャージを畳みながら、
小さく笑った。
「空くん」
「なに」
「やっぱ図書室好きかも」
空くんは、
少しだけ目を細める。
そして。
ぽつり。
「……うるさいのに?」
「うるさいって言うな!!」
「はは」
また、
少し笑った。
西日が。
静かな図書室を、
ゆっくりオレンジ色に染めていく。