隣の席の悪魔【旧版】
◇
「……星野」
頭上から聞こえる低い声に、
私はゆっくり目を開けた。
ぼやけた視界。
オレンジ色。
図書室の影が、
さっきより長く伸びていた。
そして。
目の前には、
空くん。
「……っ!?」
近っ。
私は勢いよく起き上がる。
すると。
ぱさっ。
肩から、
何かが落ちた。
……ジャージ。
私は瞬きをする。
……これ。
もしかして。
「空くん?」
空くんは、
少しだけ視線を逸らした。
「……寒そうだったから」
私は慌ててジャージを拾い上げ、
抱きしめる。
……あったかい。
「……ありがと」
小さく言うと。
空くんは自分の席へ戻りながら、
ぽつりと呟いた。
「別に」
またそれ。
でも。
耳、
ちょっと赤い。
私は思わず笑った。
今日。
ずっと、
ちょっと寂しかったのに。
今はもう、
そんなことどうでもよくなってた。
「……星野」
頭上から聞こえる低い声に、
私はゆっくり目を開けた。
ぼやけた視界。
オレンジ色。
図書室の影が、
さっきより長く伸びていた。
そして。
目の前には、
空くん。
「……っ!?」
近っ。
私は勢いよく起き上がる。
すると。
ぱさっ。
肩から、
何かが落ちた。
……ジャージ。
私は瞬きをする。
……これ。
もしかして。
「空くん?」
空くんは、
少しだけ視線を逸らした。
「……寒そうだったから」
私は慌ててジャージを拾い上げ、
抱きしめる。
……あったかい。
「……ありがと」
小さく言うと。
空くんは自分の席へ戻りながら、
ぽつりと呟いた。
「別に」
またそれ。
でも。
耳、
ちょっと赤い。
私は思わず笑った。
今日。
ずっと、
ちょっと寂しかったのに。
今はもう、
そんなことどうでもよくなってた。