隣の席の悪魔【旧版】
◇
教室。
窓の外。
白っぽい冬の空。
席について、
授業の道具を取り出した。
その時。
「星野」
頭上から、
低い声。
反射で顔が上がりそうになる。
でも。
私は慌ててプリントへ視線を落とした。
「……おはよ」
小さい声。
自分でも、
変に硬い声だと思った。
すると。
少しだけ沈黙。
「……おはよ」
空くんの声。
いつも通りなのに。
心臓だけ、
変にうるさい。
教室。
窓の外。
白っぽい冬の空。
席について、
授業の道具を取り出した。
その時。
「星野」
頭上から、
低い声。
反射で顔が上がりそうになる。
でも。
私は慌ててプリントへ視線を落とした。
「……おはよ」
小さい声。
自分でも、
変に硬い声だと思った。
すると。
少しだけ沈黙。
「……おはよ」
空くんの声。
いつも通りなのに。
心臓だけ、
変にうるさい。