期間限定カノジョはお断りです!
二時間目は英語だった。

先生が黒板に英文を書き始める中、私はぼんやりノートを開く。

すると隣から、小さく声が落ちてきた。

「ねえ」

「……なに」

視線を向けると、一ノ瀬が頬杖をついたままこっちを見ていた。

「ずっと気になってたんだけど」

「何が?」

「“あんた”って呼び方」


「え?」

突然すぎて間抜けな声が出る。

一ノ瀬は少し不満そうに眉を寄せた。
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