ライバルの君が番になるとき。
古屋に手を離されて私は自分の席に座った。

・・・・・・古屋の手、大きかった・・・・・・。

そう思いながら繋いだ方の手をじっと見つめた。

私はオムライスとハンバーグとポテトサラダが入った大きいお弁当と肉じゃがを入れたスープジャーが入った袋を勝手に古屋の机にかけておいた。

その間に古屋は友達が数人いる席に寄っていった。

・・・・・・なんか、さ・・・・・・。

・・・・・・寂しい・・・・・・?

うう、ん違う。

「優架ちゃ〜ん!おはよ!」

「あ、おはよ〜!」

そうクラスの女の子たちが私の席に集まってきた。

そのままニコニコ笑いながらみんなでお喋りした。

それをクラスの男子みんなが見つめてるなんて知らなかった。

「いや〜でもさ〜βのわたしたちからしたらαとΩの古屋くんと優架ちゃん番でしかないよね〜」

両肘を机につけてその腕を顔に当てて夢を見ているかのように喋るクラスの子。

「私と古屋が番?ないない」

私は右手を横に振って否定した。

そう否定するとみんなはニヤニヤしながら「ふ〜ん」とだけ言ってまた違う話題になった。

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