ライバルの君が番になるとき。
「よう、た・・・・・・」

陽汰と会った。

「陽汰っ・・・・・・」

私がそう言うと陽汰は気まずそうに目を逸らした。

「・・・・・・姉さん」

「っ・・・・・・」

まだ・・・・・・陽汰は私のこと『姉』だと思ってくれてるっ・・・・・・。

それだけでなぜか少し嬉しかった。

「高校、楽しい?」

「っ・・・・・・うんっ・・・・・・!」

私が答えると陽汰は少し顔が明るくなった。

「・・・・・・お父さんとお母さん、憎い?」

・・・・・・私、今なんて・・・・・・。

こんなこと陽汰に聞いて良いことじゃない・・・・・・なんで私今こんなこと・・・・・・。

「・・・・・・憎い」

だよね。

「俺自身が」

「え?」

陽汰自身が・・・・・・?

< 32 / 37 >

この作品をシェア

pagetop