好きになった人は、みんなのアイドルで 3

15話 ヤキモチ

「紬、教習所はどうですか?」
久々に栞とランチ。

「毎日くたくた。ほんとに免許取れるの?って感じ」
笑って見せたけど、本当に自信が無かった。

「いやー頑張って。そして私とドライブデートしてよ」

「私の運転下手すぎて、二度と乗りたくないって言われそう」

顔を見合わせて笑う。

「教習所にかっこいい人とかいない?」
「紬モテるから、誰かに言い寄られたりとか」

「無い無い、そんなん無いよ」
「……あ、でも東都大の男の子と仲良くなったよ」

「へえ、紬が男の子と仲良くなるなんて珍しい」

「なんかね、すごく人懐っこい感じで話しやすいの」

「……大丈夫?好きになられてない?」

「無いよー!教習所でたまに話すだけ」

「でもそれ聞いたら悠太郎くんヤキモチ妬くね」

「そう?あんまり男の子と話さない方がいいかな」

「別にいいと思うけど、悠太郎くんは妬くね。絶対」

「でも彼氏いるって言ったし」
「向こうもそんなんじゃないよ」

海斗が紬を気になっていることに、紬が気付くのはもうちょっと先の話。
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